T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

あの朝、私は・・・

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日は、みちくさ。

 阪神大震災が起きて28年経つのだそうです。

 あの朝、私は修学旅行の引率で、羽田空港に向かうためいつもより早起きしていました。

 身支度しながらテレビを横目で見ていると、とんでもないニュースが入ってきたわけです。

 羽田に向かう道すがら、漏れ聞こえてくるニュースで、いよいよ大変なことになっているというのがわかりました。

 羽田空港での教員の打ち合わせでは、大震災が影響する生徒や教員の情報は入っていませんでした。

 飛行機も、とりあえず時刻通り飛ぶようです。

 が、いつ「親戚が関西にいます」とか、連絡があるかもしれません。

 そうなったときの対応を話し合い、生徒たちの集合を待ちました。

 空港のテレビでは刻々と変わる映像が流れています。

 集まってきた生徒たちもテレビを見ては眉をひそめています。

 こんなときに出かけていいのだろうか、なにやら胸騒ぎがしながら、搭乗ゲートをくぐったのを覚えています。

 関西には大学の友達もいて、修学旅行から帰ってきてから連絡をしました。

 何日か経っているのにしばらく連絡がつかなくてやきもきしました。

 連絡のつかなかった知り合いは、私にはいなかったけれど。

 黙祷。