T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

志望理由はプロポーズ

こんにちは。

年末年始のようだった今年のGW、いかがお過ごしですか。すっかり寝正月だったT・たまもです。

 

AO入試や推薦入試に向けて、志望理由書などを準備し始める時期ですね。
 といっても、志望校が定まっていない生徒も多いだろうと思います。
 とりあえずは、自分の志望をいろいろな角度から見て、整理しておきたいところ。


 志望動機、とか、志望理由というと、すぐに「なぜこの学校に入りたいか」を熱く語りがち。

 とくに前々から「この学校に入りたい!!!」と思っている生徒ほど、

「あこがれだった」

「進路で悩んでいるときこの学校を知りました」

「何回もオープンキャンパスに行ったから入れて欲しい」

「場所もいいし、校舎も素晴らしい」

「とにかく入りたい」と、スペースいっぱい繰り返します。


 いや、熱意はわかりますが、「志望理由書」も、進路作文です。

 自己アピールになっていなければ意味はありません。


 私がよく生徒に言っていたのは

「結婚したい人に、『なぜオレと結婚したいの?』と、聞かれて、なんて答えるのか考えなさい」です。


 小学生の初恋じゃあるまいし、「あこがれ」なんて理由にならない。
 「転んだ時、助け起こしてくれたので運命だと思いました」って、知り合ったきっかけに過ぎないでしょ?
 「あなたのおうち広くてすてきだし」って、本音だとしても言う?
 「とにかく結婚したいの」って、おかしいでしょ?


 最初は「進路と結婚相手は違うよ」という顔をしていた生徒も、ナルホドという顔で考え始めます。