こんにちは。
T・たまもです。
今日は、創作活動をする時のペンネームについて考えます。
俳句などを作ったとき、短冊や色紙に書くことがあります。
作者名も書きますが、例えば廊下に作品を貼り出したりすると考えると、個人情報の公開ということになるので、今日日けっこうリスクが大きい。
作者本人が「気恥ずかしい」という時もあるし、悪意をもって作品をいじったり話題にしたりする輩がいないとも限らない。
ということで、創作を発表するに当たっては、ペンネームをつける、ということを私はしていました。
新聞への投稿や各種公募作品は別です。
たいがい、質問が出ます。
「毎回変えていいんですか?」
「ここから一年通して使いますから、そのつもりでつけてください。おふざけはなし。呼ぶのが恥ずかしいペンネームや、実在の他人の名前はやめてね」
「本名気に入ってるんだけど本名でいいですか?」
「考えるのが面倒とか、本名でもかまわない人は、名字だけ、名前だけにしてもいいし、ひらがなとかローマ字とかでも結構です。」
ここで、芸能人の芸名や、文学者の雅号・俳号などの話をします。
すると、生徒たちは、なんだかいっぱしの作家気分でペンネームを考え始めます。
表現者としての、もうひとりの自分。
無責任にもなりかねないものでもあるけれど、ペンネームとは、自分をより自由に表現するためのツールのひとつと言えるでしょう。