T's Cafe

小さな私の体験が、もしかしたら大きなヒントになる・・・かもしれません。前は学校の先生、今は自適のご隠居とおしゃべりしましょ。

どこまでなら嘘は許されるのでしょうか・・・?

 こんにちは。

 T・たまもです。

 今日はみちくさ・・・と思ったのですが、作文のお題の話なので、いちおう作文のカテゴリーに入れることにいたします。

 

 このあいだ、新聞記事で、少しの嘘も矛盾も許されない世の中になった、というような記事を読みました。

 そもそもどこまでなら嘘は許されるのでしょうか。

 以前、作文のお題にしたことがありました。

「え、どんな嘘でもダメでしょ」

 という顔をする生徒に、

「じゃあ、ホントはパパが買ったのに、サンタさんからだと子供に言うのは悪いことか?」

 そうすると、生徒も、あれ?と考え始めるのです。

 

 お題は他に、

「どこまで不正は許されるのか?」

 と、

「どこまで暴力は許されるのか?」

 というのがありました。

 クラスごとに変えていたのです。

 それぞれ、怪訝な顔をする生徒に、それじゃあ、と

「指名されて、隣の子に答を教えてもらって答えるのもダメだよね?」

ウルトラマンが怪獣をやっつけるのもいけない?」

と聞くのです。

 生徒は自分たちがいかにいい加減に、というか、ダブルスタンダードに過ごしているか気づきます。

 

 で、話は戻りますが、某落語家が某二枚目俳優の名前で自己紹介しても、それを「嘘!」

と非難する野暮なヤツはいません。

(いるのかな?)

 二枚目俳優本人が非難したら野暮の骨頂ですよね~。

 逆に、フェイクニュースを信じ込む人たちも増えています。

 そうすると、世の中全体野暮になりつつあるということなのでしょうか。