こんにちは。
T・たまもです。
先日、こんな新聞記事を見かけました。
「「先生はコート着てるのに…」 校則で着用を制限するワケ」
いわゆるブラック校則の話ですね。
九州の某高校では、男子生徒は許可なくコートを着てはいけない、という校則があると情報公開でわかった、そうです。
(見出しの「先生は着てるのに・・・」というのがちょっとズレてる気はしますけど。ここは「女子は着てるのに」でしょ。)
地方って不可思議な校則がいまだにあって、しかもそれを教員がしゃかりきに守っているってすごいなあ、と、こういう記事を読むと思います。
もちろん、都内にもいまだに戦前かよと思う校則があるところにはあるので、地方を馬鹿にするものではありません。
校則順守させようとする素直な教員が、その学校に、たまたま多いというだけのこと。
私だって授業中にコートを着ている生徒に
「授業中は着ないで下さい」
と注意していました。
よく見ると、セーターの上に直接コートを着ています。
「寒いんです」
と言われて
「じゃあまずブレザーを着て下さい。その中にセーターに重ねてジャージを着てください。それでも寒かったらコートを着ていいですよ」
と答えていましたよ。
標記の、コート着用を男子にだけ制限するというのは、やはり理由はよくわかりませんが、おそらくは何かしらの経緯があって決められたのだとは思います。
関係者の推理として「学ランの下には着込めるから」説があげられていました。
私は、学ランを着ないでコートを着て、セーター姿で校内をウロウロするのを防止するためだったのではないかと推理しています。
そういえば、若いころの勤務校で
「革ジャン、毛皮、ラメ、ダウン等は禁止」
という文言を見かけたことがあります。
決められた当時は「高価かつ制服に似合わないモノ」、ということだったのでしょうね。
ダッフルコートとピーコート全盛の時代でした。
ダウンコートが一般的になり、カジュアルで廉価なものが量産されるようになると、ブレザーの下にウルトラライトダウンを仕込んでいる生徒も多くいました。
最近はアウターとして着ていたって、注意する先生を見かけたことはありません。
・・・いるのかな?