こんにちは。
T・たまもです。
和菓子を習い始めて、はや十年以上になります。
せっかく講師資格までとったのに、易しいお菓子ばかり自主練では作っているものだから、いつまで経っても腕が上がりません。
ペーパードライバーにひげが生えた程度です。
そして、最近は和菓子と言えど、洋菓子コラボが多く、材料だけ見たらあんこがなければ洋菓子としか思えないものもたくさんあります。
ということは、洋菓子のスキルもないと、なかなか厳しいレシピもあるわけなのですよ。
その最たるものがこういったパイ系のお菓子。
あ、今日は生地から作るんだ、とビビったら、
「大丈夫、洋菓子ほど厳密じゃないから!」
と、先生の励まし(?)のお言葉。
たしかに、焼いたときに層があまり膨らみすぎても、和菓子だと困りますけどね。
たたんでは、バターが溶けないように冷蔵庫で冷やします。
冷蔵庫のない時代はどうしていたのでしょう。
生地でくるりと巻いてあるだけなので、
「焼き上がるとあんこがあかんべえしているのよ」
と、先生は失敗ではないと強調なさいます。
あんは黒い方がくるみあん、白い方がパイナップルと白あん。
あんこもバターと合わせると美味しいので、パイと相性がよろしのです。