こんにちは。
T・たまもです。
久しぶりにお菓子のお話です。
以前、表千家ではおまんじゅうが一番格の高いお菓子だというお話をしたかと思います。
画像はじょうよまんじゅう。
山芋を練り込んだ生地に、こしあんを入れた蒸しまんじゅうです。
銘は「岩清水」。
まんじゅう、というジャンルはすごく広い。
和菓子にかぎっても、あんまん(和菓子、ではないか)や酒まんじゅうのような大きいもの、紅白饅頭のようなちょっとフォーマルなもの、焼いたもの、と、いろいろ。
生地とあんこのバリエーションがさまざまです。
中でも、じょうよまんじゅうは生地に山芋を練り込むのがけっこう面倒くさくてコツがいるので、小量でもハードルの高いお菓子です。
生地は真っ白になるので、とても上品な見た目になります。
画像は、ちょっと焼き印がキレイに入っていないのですが、お魚が2匹跳ねている構図です。
夏の絵ですね。
こういうおまんじゅうは、てっぺんにしかるべき焼き印や絵を付けて、季節ごとのお菓子にします。
あんこを変化(小豆のこしあんを白あんにするとか白あんを染めて緑やピンクのあんにするとか)させれば、もう千変万化。
確かに、表千家のストイックさにマッチしているのかも。