読書の時間
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説です。 短編集。 レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」東京創元社 「ガラスの仮面」の中で姫川亜弓が演じていたのが、これですね。 「脇役」の悪役のはずなのに、主人公を食ってしまう(文字通り?)、愛ら…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 マーガレット・アトウッド「侍女の物語」早川書房 久しぶりに怖い本を読んだ・・・と思いました。 この小説は、いわゆるディストピア小説、と呼ばれるジャンル。 近未来を舞台にしているというのだから…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、評論。 上野千鶴子、小倉千加子、富岡多恵子「男流文学論」筑摩書房 挑発的な題名です。 まあ、著者がこのお三方ですからね。 賛否両論を巻き起こした話題の本でしたが、私はとても面白く読みました。 吉…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、料理本。 ・・・アウトドア本かも。 大海勝子「都会暮らしから始める道草料理術」晶文社 食べられる植物を「野菜」と呼ぶならば、畑で育てる野菜ばかりでなく、道ばたに生えている雑草にも野菜はあるわけで…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 ジョン・スタインベック「赤い小馬」新潮社 スタインベックは、「怒りの葡萄」などで知られるアメリカの作家。 ノーベル文学賞を受賞しています。 この「赤い小馬」は、どちらかというと小品かもし…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、ノンフィクション。 イマキュレー・イリバギザ、スティーブ・アーウィン「生かされて。」PHP研究所 1994年、アフリカ・ルワンダでの大虐殺を生き延びた女性の手記です。 映画「ホテル・ルワンダ」…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、評論? 着物本のコーナーにありましたが。 大野らふ・中村圭子「新装版 谷崎潤一郎文学の着物を見る」河出書房新社 文学でなくても、 「服装=自己主張」 であることはまちがいない。 「センスがない」 …
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 宮尾登美子「クレオパトラ(上)(下)」新潮社 宮尾さんと言えば、自伝的な小説をはじめとして、以前ご紹介した「蔵」のような、封建主義と近代化の狭間に生きる日本女性を描いた作品が多いですね…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、科学の本。 馬場悠男「『顔』の進化」講談社ブルーバックス 副題が「あなたの顔はどこからきたのか」、これはもう読むしかないよね、ということで手にしました。 私は苦手なくせに理系の話が大好き。 と…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 アレクサンドル・デュマ「王妃マルゴ(上)(下)」河出書房 デュマといえば、「モンテ・クリスト伯」が、ちょっと前にテレビドラマになっていましたね。 ディーン・フジオカが、案外原作の主人公に…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はエッセイ。 アンソロジーになっています。 著者ご本人は 「動物に焦点をあて、俳句、短歌、詩をジャンルを越えて眺望しながら、動物たちがいかに日本の詩歌と美意識に大切な役割を果たしてきたかスケッチし…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はドキュメンタリー。 浜田幸「スケボーに乗った天使」ダイナミックセラーズ 下半身を切断した少年、ケニー・イースタディさんのお話です。 初めてこの子の写真を見た時はショックでした。 どう反応していい…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、評論。 上西充子「呪いの言葉の解き方」晶文社 安倍晴明が「呪(しゅ)」とは、相手を縛る言葉だ、と、言っていました。 岡野玲子さんのマンガ、「陰陽師」の中だったと思います。 原作の小説にもあった…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は実用書。 といっていいのよね。 早川ユミ「早川ユミのちくちく服つくり」アノニマスタジオ 縫い物というよりは工作・・・ という言葉を読んで、はっとしました。 私も、縫い物というより工作が好きなのかも、…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 シドニィ・シェルダン「ゲームの達人」アカデミー出版サービス 一世を風靡したシドニィ・シェルダン。 日本では「超訳」の小説として話題になりました。 エンターテイメントならかくあるべし、ハマ…
こんにちは。 今日は久しぶりに読書の時間です。 今日ご紹介する本は小説。 「最後の私小説作家」車谷長吉の短編集です。 車谷長吉「妖談」文藝春秋 直木賞を受賞した「赤目四十八瀧心中未遂」にしようかとも思ったのだけれど、フィクションとして完璧な構成…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はエッセイ。 この方は俳優さんです。 昔、朝ドラのモデルにもなっていた気がする。 沢村貞子「私の台所」暮しの手帖社 とても読みやすくて、ちょっと隙間時間に読み始めたとき、あ、ヤバイと思ったのですが…
こんにちは。 T・たまもです。 今回紹介する本は、小説。 アンソロジーです。 紀田順一郎・東雅夫編「日本怪奇小説傑作集(1)~(3)」創元社 怪奇小説、なんていうとB級ホラーと思ってしまいますが、やはり一流どころの作品は違います。 怖い、だけじ…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 高橋克彦「だましゑ歌麿」文春文庫 やっぱり時代小説は楽しい。と、改めて思った一冊。 実在の有名人がたくさん登場するので取っつきやすいです。 同心・仙波一之進のまっすぐな江戸っ子ぶりのカッ…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、小説。 いとうせいこう「想像ラジオ」河出書房新社 杉の木のてっぺんからラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。 誰にも聞こえない、でも誰にでも聞ける、誰でも参加できる、でも参加には条件がある。…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、料理本。 上田淳子「るすめしレシピ」自由国民社 最近よく読んでいるのが、上田さんのレシピ集。 今回、その中でもこれを取りあげたのはちょっと違和感があったから。 いや、レシピそのものは美味しそう…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介するのは小説。 劇団四季でミュージカル化、というので、なんとなくですが児童文学のつもりで読み始めたのですが・・・。 デボラ・インストール「ロボット・イン・ザ・ガーデン」小学館 結論から言えば、この作品は坊…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はルポルタージュ。作者はジャーナリストの先駆です。 ルイ・セバスチャン・メルシエ「十八世紀パリ生活誌 タブロー・ド・パリ(上)(下)」岩波書店 これは、抄訳です。 本当は十二巻あるのを、日本人向け…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、小説。短編集です。 三木卓「はるかな町」集英社 夏の午後の白い道を、自転車に乗った少年が走りすぎてゆく。なつかしい、古い映画のワンシーンのような、物語の集まりです。 見たこともないのに、「ああ…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本はマンガです。 コミックエッセイでもない、ホントにマンガ。 あら、でも帯には「絵物語」って書いてあるわ。 こうの史代「ぼおるぺん古事記(一)~(三)」平凡社 古事記の上つ巻、神代編のマンガ化です。 …
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、ドキュメンタリー。 望月菜南子「1は赤い。そして世界は緑と青でできている。~「文字に色が見える」共感覚の話~」飛鳥新社 数字や文字に色を感じる、というのは、私もあります。 でも、著者のように見…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、実用書。 杏仁美友「マンガでわかるおうちで簡単!薬膳・漢方」池田書店 お気づきと思いますが、私には健康オタクの傾向があります。 テレビとか雑誌で「健康に良い」体操、とか、食べ物とか、紹介されて…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説。 チャールズ・ディケンズ「ピクウィック・クラブ(上・中・下)」筑摩書房 ディケンズといえば、「ディビッド・コパーフィールド」とか、「クリスマス・キャロル」の方が知られていますよね。 でも、…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は小説です。 宮尾登美子「蔵(上・下)」毎日新聞社 これは、ずいぶん前に浅野ゆう子主演で映画化されていました。 といっても、小説の主人公は浅野ゆう子が演じた役ではありません。 主人公である盲目の美…
こんにちは。 T・たまもです。 今日ご紹介する本は、教育系の実用書。 山本光明「やる気誘導能力向上法」ビジネス社 読書ノートには、「やる気」の出る10ヶ条をはじめとして、たくさん抜き書きしてあります。 借りた本だったのですね。 こんなに抜き書きす…